【お知らせ】
インフラメンテナンス大賞で国土交通大臣賞受賞にあたり、東京ビッグサイトで催される「社会インフラテック2018」というイベントの出展や講演に招待して頂きました!
社会インフラテック自体、今年が初開催で、同時開催のエコプロと合わせて17万人の来場者数を見込む、とても大きなイベントです。開催期間中3日間、展示や講演、ワークショップと盛りだくさんの内容で駆け抜けました!
社会インフラテック2018
https://messe.nikkei.co.jp/in/i/
日時:2018年12月6日(木)~12月8日(土)
10:00~17:00
場所:東京ビッグサイト 東ホール
主催:日本経済新聞社、インフラメンテナンス国民会議
内容:インフラメンテナンスやインテリジェントインフラに関する展示やセミナー等
入場料:無料(登録制)
【講演について】
12月6日(木) 13:00~13:40
カンファレンスステージ
【技術・取り組み-インフラメンテナンス大賞から】インフラメンテナンスのグッドプラクティス
https://messe.nikkei.co.jp/in/i/seminar/#
と
12月8日(土) 13:00~13:20
ニーズシーズマッチングステーシ
橋のセルフメンテナンスふくしまモデルとサポートプログラムのご紹介
https://messe.nikkei.co.jp/in/i/seminar/#
の
2回、講演させていただきました。
セルフメンテナンスふくしまモデルを中心に子供たちへの教育活動等も紹介させていただきました。
【コンクリート探検隊 ワークショップについて】
これまで福島県郡山市、須賀川市、平田村、葛尾村で開催し、子供たちに大人気のコンクリート探検隊。ついに、福島を飛び出し東京で初開催となりました!
普段は固まったコンクリートしか触ったことないと思いますが、柔らかいコンクリートに触れ、どんな風に固まるのか、子供たちに体験してもらうワークショップです。これまではオブジェを作成していましたが、今年からはストラップを作成しています。3日間のうち、最終日の土曜日の実施しました。
12月8日(土) 11:00~16:00
先着50名
第1探検隊
11:00~11:30(コンクリート打込み)
11:30~12:00(脱型、ストラップの紐つける)
第2探検隊
12:00~12:30(コンクリート打込み)
12:30~13:00(脱型、ストラップの紐つける)
第3探検隊
13:00~13:30(コンクリート打込み)
13:30~14:00(脱型、ストラップの紐つける)
第4探検隊
14:00~14:30(コンクリート打込み)
14:30~15:00(脱型、ストラップの紐つける)
第5探検隊
15:00~15:30(コンクリート打込み)
15:30~16:00(脱型、ストラップの紐つける)
【展示について】
開催期間中、自治体・団体アカデミックゾーンで展示も行いました。
投稿日時 2018.12.09
2018年11月3日(土) 文化の日
福島県葛尾村にある「みどりの里広場」にて「かつらお感謝祭」が開催されました。
紅葉が見頃の葛尾村には村内外からたくさんの方にお越しくださいました。
私たちは葛尾村では初開催となる「コンクリート探検隊」を実施しました。
村内の子供たちはもちろんのころ、郡山市や田村市、三春町などからたくさんの子供たちが遊びにきてくれました。
先着40名を予定していましたが、52名の方々にお越しいただき、コンクリートストラップを一緒に作成しました。
固まっていない、柔らかい状態のコンクリートに初めて触れ、楽しそうにコンクリートのストラップを作成していました。
特に型から外して上手にできた時の子供たちの喜んだ姿がとても印象的でした!
保護者の方もすぐに固まっていく様子に驚いている様子。
子供達と一緒にお母さん、お父さんも楽しんで頂きました。
お越しいただいた方々、本当にありがとうございました^^
また、私たちも葛尾村のお母さん方に美味しい豚汁やお蕎麦を頂きました。
とても美味しく頂きました!
葛尾村でお世話になった皆さま、本当にありがとうございました!!
投稿日時 2018.11.03
11月2日(金)
以前、葛尾村での合宿の際、橋梁点検を実施しましたが、その際、高欄の錆が特にひどかった「湯の平橋」に対して、高欄塗装を実施しました。
湯の平橋は葛尾村主要道路である県道50号線からも見える橋ですが、2018年時点で竣工から51年が経ち、高欄がひどく錆びていることも相まって、見た目からも「古びた橋」という印象を受けました。
合宿時の橋梁点検の際は、橋梁の両脇に溜った土砂の撤去を行い、排水を確保しましたが、高欄の塗装までは行えていませんでした。
役場の方と相談をし、今回は私たちで高欄塗装をさせて頂けることになりました。
まず、苦戦したのは錆び取りと塗装剥がしです。
事前に錆取りと塗装剥がしをしに行きましたが、錆が酷い上に前の塗装も中々手強く、1人では到底終わりませんでした。
相談をしたところ、削り機なら錆も早く落とせるのではないか、と提案して頂き、当日は削り機2台と発電機を持っていきました。
削り機と研究室の学生さん、当日参加していただいた株式会社アルサさんのおかげで2時間ほどで塗装のための下準備を終えることができました。
地覆にペンキが付かないよう、新聞紙を引きいよいよ塗装の準備が完了です。
今回の塗装の色は役場の方と相談し、ブラウンの落ちついた色で塗装することになりました。自然豊かな葛尾村の風景に馴染む色のペンキを選びました^^
塗装をする時は、高欄の裏や下など目の届かない所も声を掛け合いながら塗り忘れがないよう気を付けて行いました。
高欄の塗装完了です!
塗装前の写真と比べると見違えるように綺麗になりました。後で、塗装の仕上がりを確認しに行った際に、わざわざ車を止めてまで近くに住むおじさんから声をかけて頂き、
「とても綺麗になったね!あなた方が塗装したんかい?気持ちよくなったよ。ありがとね!」
とおっしゃって頂きました。とても嬉しかったです。
また、帰りに盛りが良くて、安くて、美味しい、3拍子揃った上に店員さんの笑顔も素敵な「石井食堂」さんでみんな揃ってご飯を頂きました。
それぞれ1人ずつラーメンや定食などを頼んだ上に、1人前3合はあるんじゃないかというチャーハンを3つ頼み、シェアして頂きましたが、ぺろっと完食。
石井食堂さん、美味しいご飯をありがとうございました。
最後に一緒に高欄塗装した株式会社アルサ さんのご協力で綺麗になった橋の前をバックにドローンで撮影して頂きました!アルサ さん、高欄塗装から撮影まで大変お世話になりました!
投稿日時 2018.11.02
2018年10月27日(土)
毎年恒例の平田村文化祭でコンクリート探検隊、ブリッジ探検隊を実施しました。
今年で平田村の文化祭に出展するようになってから、早4年目。
子供達や保護者の方も馴染んできたようで、
「お姉ちゃん、去年もいたでしょ。」
「去年はね、これ作ったよ」
と常連の子もいらっしゃいます。
毎年同じものでは物足りないのではないか…と考え、今年はコンクリートのオブジェだけでなく、コンクリートのキーホルダーを作るワークショップを行いました。
このキーホルダー、単純そうですがキーホルダーにするにはどうしたら良いか、試行錯誤を繰り返してこの日のために試作を繰り返してようやく完成しました。子供達と一緒に作るわけなので、ワークショップでは、
「この作業は子供たちにしてもらって、この作業は我々で」
というように、分担してワークショップを実施しました。
今回はブリッジ探検隊も準備して行きましたが、目新しいコンクリートキーホルダーに惹きつけられたのか、コンクリート探検隊に子供たちが集中しました。
キーホルダーを作った子供たちが、作ったものをお友達に見せて、またその友達が来てくれる、という感じで子供たちの間で広めてくれました。
中には、友達と一緒にお揃いのキーホルダーを作ったり、兄弟や姉妹で一緒に参加してくれる子供たちもいました。
何回か参加してくれている子供たちは、こちらが指示しなくても、
「こうやるんだよ!」
と隣のお友達を手伝ってくれたり、自分から手袋とゴーグルをはめてくれる子もいました。
手前でコンクリート探検隊、奥では取組紹介の展示や、これまで平田村の住民の方々が行ってくださった橋梁点検の様子の写真を展示しました。保護者の方やおじいちゃん、おばあちゃんも取組についてお話を聞いてくださり、中には、
「この橋は俺がやった!」
とこれまでに点検や清掃に携わっていただいた方もいらっしゃいました。
今年は、県知事選が控えており、1日のみの開催でしたが、多くの子供たちにお越しいただきました。
本当にありがとうございました!
投稿日時 2018.10.27
私たちが構築・実践した、市民にも実用可能な『橋のセルフメンテナンスモデル』について詳しく紹介した動画を公開しました。
下記をクリックしてご覧いただけます。
投稿日時 2018.10.10
2018年8月22日(水)〜23日(木)
福島県葛尾村にてコンクリート工学研究室の合宿を行いました。
毎年この時期に行われている合宿ですが、今年は葛尾村で行いました。
葛尾村は2011年3月の東日本大震災時に発生した福島第一原子力発電所事故の影響で全村避難を余儀なくされた村ですが、2016年6月に帰還困難区域を除き避難解除されました。
しかし、震災前は1500人程度いた住民の方も、現在は150人程度と実際に戻ってきた住民の方は1割程度だそうです。(2018年11月5日発表では261人が村内に暮らす住民の方。この内、78名は避難解除後の移住者の方。)避難解除から2年。所々に放射能汚染土の黒い袋が積み重なり、復興途中の村ですが、村内の商店や飲食店、小中学校や病院の再開など、少しずつ村へ活気が戻ってつつあります。村内にはたくさんの魅力がたくさんあります。葛尾村を研究のフィールドとする上で、活動だけでなく、魅力も発信できればと思っています。
さて、葛尾村合宿1日目。
村内には34橋梁がありますが、その内帰宅困難区域や舗装されていない道などを除いた安全が確保できる橋梁18橋を対象として、コンクリ研学生による橋梁点検、清掃活動を実施しました。
今年の研究室の学生数はなんと24名。筆者が学生だった頃は9名だったので、3倍近くの学生数です。4班に分かれ、村内の橋梁を分担して点検と清掃を行いました。
最初に点検を実施した後、清掃を実施しました。清掃後に点検結果が変更になった箇所を修正、という流れで全18橋の点検と清掃を終えました。
また、点検と清掃の様子を株式会社アルサ さんのご協力でドローンで撮影していただきました。
↓クリック↓
https://www.facebook.com/concrete.eng.lab/videos/912460942297789/
また、葛尾村役場近くの睦橋で全員で記念撮影を行いました!
↓クリック↓
https://www.facebook.com/concrete.eng.lab/videos/566809263735627/
この点検結果は報告書にまとめて、橋マップ・かつらおに反映させました。
夜は石井食堂さんで役場の方も一緒にご飯を食べながら意見交換等をさせて頂きました。とても和やかな会となりました。石井食堂さん、美味しいご飯をありがとうございました!これから葛尾村で活動させて頂きます。村内の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
2日目。
合宿恒例のそれぞれの班に分かれてこれまでの研究の発表を行いました。
それぞれ課題が見つかったと思います。
暑い中の橋梁点検と清掃活動、長袖長ズボンの作業着を着て、よく学生さんも頑張ってくれました!本当にお疲れ様でした。
投稿日時 2018.08.23
8月9日(木)、第2回インフラメンテナンス大賞の表彰式が行われました。5月に国土交通大臣賞受賞のお知らせを致しましたが、本日はその表彰式に出席しました。
インフラメンテナンス大賞は、日本国内のインフラのメンテナンスに係る優れた取組や技術開発を表彰し、ベストプラクティスとして広く紹介することにより、日本のインフラメンテナンスに関わる事業者、団体、研究者等の取組を促進し、メンテナンス産業の活性化を図るとともに、インフラメンテナンスの理念の普及を図るために実施しています。(国土交通省HPより)
授賞式は、東京都霞が関の国土交通省中央合庁舎の講堂で行われ、石井国土交通大臣より国土交通大臣賞の賞状及び盾を頂きました。これまで行ってきた、簡易橋梁点検チェックシートの作成から、市民による点検、清掃、予防保全(清掃活動)の必要性を示す橋マップの作成、それを支える土木教育や周知活動までをこのような形で評価いただき、大変光栄です。
平田村、黒川高校、郡山市と住民主導、学生主導、インハウスエンジニア主導で実際にセルフメンテナンスモデルを実践して頂いた方々と壇上に上がることができ、とても嬉しく思います。平田村の住民の皆様、黒川高校環境技術科地域貢献班の歴代生徒、郡山市の職員の皆様、またこの取組にあたり、ご指導、ご協力いただいたすべての皆様に感謝いたします。
今後とも、頂いた賞に恥じぬよう、邁進してまいります。
投稿日時 2018.08.09
社会資本のメンテナンスに係る優れた取組を表彰する,第2回「インフラメンテナンス大賞」のメンテナンスを支える活動部門において,国土交通大臣賞を受賞しました。
取 組 名
みんなで守ろう。「橋のセルフメンテナンスふくしまモデル」の構築と実践
概 要
2014年告示の道路橋定期点検要領では,橋の定期点検に加え,日常点検の重要性も指摘されている。そこで,地域の橋を住民でも日常点検が可能なチェックシートを作成し,住民だけでなく,高校生の課外研究や,インハウスエンジニアの巡回点検にも活用。
これらの点検結果をまとめた「橋マップ」は,地域の橋の清掃活動等のセルフメンテナンスに活用できるものとして各地に展開。
★「第2回インフラメンテナンス大賞」の詳細はこちら
投稿日時 2018.05.24
2018年5月21日(月)
今年度の黒川高校環境技術科地域貢献班の生徒さんは黒川郡大衡村を舞台に点検することになりました。2016年大和町、2017年富谷市に続き、今年度は大衡村、ということで宮城県旧黒川郡の地域を点検、清掃を行っています。
今年度地域貢献班は7人。
女子が4人、男子が2人、先生の7人が中心となって活動していくことになります。1年間がんばっていきましょう。
この日は1年間点検するにあたって、どういった点に注意して点検を行えば良いか、実際の点検業務ではどういった機械を使って点検をしているのかなどを、陸奥テックコンサルタントさんからご教授いただきました。
パネルを使って、橋の構造や劣化しやすい場所を教えて頂いています。
鉄筋レーダーを使って、鉄筋が入っている箇所を調査し印をつけていくことを学んでいます。なんと、この機器1台で車1台買えてしまうそうです!生徒さんたちはとても驚いていました。
シュミットハンマーを実際に体験。打撃を与え、跳ね返りの大小で強度を測定します。非破壊検査法の1つです。
最後に全員で橋の点検と清掃活動を行いました。この時、実際の橋で点検のポイントや段差の計測の仕方などを教えていただきました。
排水枡の中に詰まっていたゴミや汚泥を除去して排水を確保しました。
管理者である大衡村役場の方も来ていただき、一緒に勉強会に参加していただきました。
最後に全員で記念撮影を行いました。午前中いっぱいで、生徒さんはたくさんのことを学んだと思います。この知識を活かして、1年間大衡村の橋梁の点検と清掃を頑張っていきましょう!
ご協力いただいた陸奥テックコンサルタントの皆様、ありがとうございました!
投稿日時 2018.05.21
5月19日土曜日に平田村で道づくりが行われました。
去年に引き続き、芝山の舗装です。
去年の6月に頂上から舗装を開始して、今回の道づくりで無事舗装が完了しました。今回は、なんと東京からも視察に来ていただきました。拓殖大学の徳永先生、武田先生、院生の佐藤さん、学部生の吉田くんに来ていただき、一緒に道づくりを行いました。
作った道を通って、芝山に遊びに来ていただけると思うととても嬉しいです。
平田村役場の皆さま、ご指導ありがとうございました。とても貴重な経験になりました。
また、道づくり後恒例になりつつありますが、ジンギスカンを頂きました!平田村のジンギスカン、本当に美味しいです。ぜひ食べに来て欲しいと思います。
澤村村長さんも駆けつけて頂きました。
平田村さんとの道づくりも7年目になりました。
他にも、今年度もチェックシートを使った住民による橋梁点検も行われます。平田村役場地域整備課の方はじめ、各方面の皆さまにご協力いただき、今後も平田村を舞台に研究を進めてまいります。今後ともタイアッププロジェクトをよろしくお願いします。
投稿日時 2018.05.19