2019年6月10日に宮城県黒川郡にある大郷中学校でー産学官連携事業「橋守活動」を知って自己の将来を考える学習会ーが開催されました。大郷中学校の生徒さんが作成した橋のペーパークラフトが中学校の廊下に展示されているとのことを知り、再び中学校を訪問させていただきました。橋のペーパークラフトの展示は、授業参観に合わせて開催され、授業を見学しに来校した保護者の方にも学習会での成果を見ていただけるようにと開催されておりました。
中学生らしいカラフルな橋もあれば、実際にある橋を元にしたであろう橋もありました。名前もとてもユニークに橋の名前を付けて頂きました。生徒の皆さん、先生方、本当にありがとうございました。
橋のペーパークラフトだけでなく、当日取材に来ていただいた、東北放送さん、NHK仙台支局さん、河北新報社さんの報道頂いた内容も掲示されておりました。生徒さん、先生方が手作りで「橋守かみしばい」というネーミングで当日の様子が分かる掲示物を作成して掲示されておりました。当日だけでなく、また後日改めて学習会を振り返ることができて、とても素晴らしい展示でした。
お時間を頂戴し、展示の様子を拝見させて頂き、ありがとうございました。
2018年度は平田村で管理する橋の内、ほとんどの60橋で住民による簡易橋梁点検及び清掃活動が行われました。2019年度は去年より2橋追加した62橋での実施を予定しております。7月6日(土)、道づくりと並行して、簡易橋梁点検チェックシートを用いて九生滝地区にある77号橋の橋梁点検も行われました。77号橋はボックスカルバート橋です。
簡易橋梁点検チェックシートを用いて、ボックスカルバートで伸縮装置や高欄もないので、舗装を中心にひび割れや段差の確認を行いました。一見橋だと気づかないような形状にも関わらず、住民の方はしっかり「橋」という認識をもって維持管理を行っていました。
九生滝の区長さんは土建屋さんを営んでおり、慣れた様子で長いハンマを使ってカルバートの中の打音検査まで実施して頂いていました。
区長さんにお話を伺うと、「平田村には橋がない行政区もあるなかで、77号橋があることは自慢。点検をきっかけに、その存在価値を改めて認識できた。」とおっしゃっていました。
最後に、九生滝地区を誇る、「観音桜」を案内して頂きました。7月は青々とした緑ですが、それでもとても立派な大木であることが分かります。想像しただけでも見事な桜を頭の中に描けますが、実際に見る事が出来たら、自然豊かな中に桜とお堂が浮かぶとても風情ある贅沢なお花見が出来そうです。また、桜の時期にお邪魔させて頂きたいと思いました!ご案内頂きありがとうございました。
7月6日(土)に平田村九生滝地区にて村民と学生の協働による道づくりが行われました。2012年から始まった協働による道づくりは今年で8年目を迎えました!九生滝の住民の方と、今年はコンクリート工学研究室だけでなく道路工学研究室の4年生も一緒に道づくりを行いました。
坂になている道の舗装のため、道づくりを初めて行う4年生は、平らに均す作業に四苦八苦していました。しかし、慣れている住民の方に教えていただきながら、だんだんとコツを掴めたようです。行政区長さんを中心に地元の方々と舗装を行い、地元の職人さんは「まずは自分でやってみないと分からないから、見様見真似でも自分なりにやってみな。」とトンボやコテの使い方を実践しながら教えてくださいました。やってみて初めて手足を動かして自分たちの手で道を舗装する難しさを体験したことと思います。トンボやコテを使ってコンクリートをきれいに均してしまう住民の方を見て、「すごい!」と感心していました。
そして、今回は普段からお世話になっている株式会社ARSA様のご協力でドローンを使って上空からも道づくりの様子を撮影頂きました!上空から見ると、道が完成していく様子がよくわかります。
九生滝地区の区長さんからは、今回住民の人手が少なかったこともあり、とても助かったと言っていただきました。4年生にとってもとても貴重な経験になったことと思います。
そして、完成した道がこちらです!
道づくり終了後に、お土産にと九生滝地区で作られたとても立派でとっても美味しいアスパラを頂きました!平田村のアスパラは全く筋っぽくなく、でも歯ごたえもあり、そして甘みもあって、シンプルにお浸しにしてもとっても美味しくいただけます♪我が家では、お浸し、炒め物、かき揚げなど…とても美味しく頂きました。ご馳走様でした!
九生滝地区の皆様、本当に1日ありがとうございました。